日本の10円硬貨に描かれている平等院鳳凰堂は、抹茶が有名な京都南部に位置する宇治にあるお寺です。
宇治は穏やかな時間が流れ、紫式部が記した「源氏物語」の舞台としても知られています。今回は、宇治のおすすめ観光スポットである平等院についてまとめてみたいと思います🍵
「平等院」ってそもそもなに？
平等院は10円硬貨のお寺
平等院は、平等院（びょうどういん）は、日本の京都府宇治市に位置する仏教寺院で、平安時代中期の1052年に藤原頼通（ふじわらのよりみち）によって創建されました。
当初は藤原氏の別荘として建てられましたが、後に寺院として改装されました。平安時代には、阿弥陀信仰が盛んであり、極楽浄土を再現するための建築としてかの有名な池の中島に建つ鳳凰堂が設計されました。その姿は大変美しく、日本の10円硬貨にも描かれています。
| 名称 | 平等院 / Byodoin Temple | |
| 拝観時間 | 8:30〜17:30 | |
| 定休日 | 年中無休 | |
| 場所 | 〒611-0021 京都府宇治市蓮華１１７ | |
| アクセス | JR宇治駅から徒歩10分 | |
【平等院の見どころ4選】スポット別に魅力をご紹介
【外観】鳳凰堂 – 極楽に浮かぶ宮殿 –
まずはなんと言っても水面に鏡のように綺麗に映る本堂「鳳凰堂」のご紹介です。
鳳凰堂は、平安時代後期の1053年に藤原頼通によって建立された阿弥陀堂です。華やかな藤原時代を偲ぶことができるほとんど唯一の遺構として、この上なく貴重な建築であり、世界文化遺産にも登録されています。
最も大きな特徴は池の中島に建てられていることで、あたかも極楽に浮かぶ宮殿のように、美しい姿を鏡のように水面に映しています！
【内観】鳳凰堂 – 知られざる鳳凰堂の内側 –
実はこの鳳凰堂ですが、なんと鳳凰堂の中に入ることが可能なんです！ただし自由に入ることはできずに、内部拝観は予約が必要です。予約するには平等院の入り口付近にある受付場所で事前受付を行なってください。
20分に1度、各回50名を定員として内部拝観を行なっておりますが、土日祝日は1~2時間待つこともあるので、鳳凰堂の中に入られたい方は平等院に入って直ぐに予約することをおすすめいたします！
堂内には巨大な金色の阿弥陀如来坐像が安置されており、周囲の壁や床にはお花の絵が描かれており、上の方には52体の雲中供養菩薩像が掛けられています。
現在では色あせているのですが、かつて堂内の天井や梁には染料を含ませた鮮やかな文様で装飾されていたそうです。
内部拝観は、耳が不自由な方や外国の方に向けて、日本語・英語・中国語・韓国語での解説文のパンフレットもご用意しておりますので、必要な方はぜひ受付の方へお伝えくださいね。
お越しの際は鳳凰堂の中にもぜひ行ってみてくださいね！私は平日でしたので待たずに入れましたが、内部拝観は予約必須ですのでご注意ください！
ミュージアム鳳翔館 – 現代技術による極楽浄土顕現 –
国宝の鳳凰を始めとし、雲中供養菩薩像、重文の十一面観音立像や平安時代の鬼瓦など、貴重な文化財を多数展示している博物館「ミュージアム鳳翔館」もまた見どころです。
最新のデジタル技術を用いたコンピューターグラフィックスで鳳凰堂内の彩色復元映像を見ることができたり、現代科学でよみがえらせた「もう一つの平等院」としてとても人気があります。
館内の照明は多数のLED照明を利用されているようで、国宝たちがかなり色鮮やかに展示されていて大変美しいです。
これぞまさしく”極楽浄土”と言わんばかりの迫力ある展示たちでした。料金は、平等院の拝観料に含まれておりますので、別途料金は不要ですので、ぜひぜひこちらにもお越しくださいませ！
貴重な展示品だけでなく、光を用いた色鮮やかな見せ方も見どころです
茶房藤花 – 本場で楽しむ宇治のお茶 –
平等院の中にあるガラス張りでモダンなデザインのお茶屋さんです。本場である宇治の抹茶と玉露を楽しむことができます！平等院の中は結構歩きますので、ここにカフェがあるのもとてもありがたいです。
また、インストラクターの方にお茶の淹れ方を教えてもらえるのも魅力的です。私は玉露をいただきましたが、これがお茶なのかと思わず声が出そうになるほど美味しかったです。平等院に来られた際はここでお茶もいただき、深く深く「日本文化」に浸かりましょう！
まとめ：日本文化が凝縮された平等院！
いかがでしたでしょうか。
平等院はその美しさと歴史的価値から、1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。日本の古代建築や仏教文化に興味がある方はもちろん、美しい風景を楽しみたい方にも訪れる価値があります。歴史的な背景を知りながら、美しい建築と庭園を堪能することで、心豊かな時間を過ごすことができるでしょう。
平等院を訪れることで、日本の美と歴史を感じる旅を楽しんでくださいね！
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